D-Wave
マシン仕様
2000Q | Advantage | |
---|---|---|
実装形式 | 量子回路 | 量子回路 |
結合グラフ | キメラグラフ | ペガサスグラフ |
最大ビット数 | 2048 | 5000+ |
全結合換算ビット数 | 64 | 現在のオンラインシステムでは119を提供していますが、 予告なく変更される可能性があります。 |
パラメータ
ANCARにて指定可能なパラメータは以下の通りです。
パラメータ | 最小値 | 最大値 | デフォルト値 | 概要 |
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solver | 2000Q | 利用するソルバー:2000Q oradvantage | ||
#read | 1 | 10000 | 1 | 1度に取得するサンプル数 |
postprocess | none | アニーリング後に適用するポストプロセス:none oroprimization orsampling | ||
annealing_time | >0 | 1つのサンプルを得るのにかけるアニーリング時間(μs) | ||
answer_mode | histogram | 結果の出力フォーマット:histogram orraw |
チュートリアル
ここでは上記のパラメータのうち
annealing time
とpostprocess
を取り上げて、それぞれのパラメータ設定によって得られる結果がどのように変化するかを試します。annealing time(アニーリング時間)
アニーリングにかける時間で、小さいほど素早くアニーリングを行い、大きいほどゆっくりアニーリングを行うことに対応しています。
postprocess(ポストプロセス)
QPUによるアニーリングによって得られた結果からさらに特定の処理を行う設定です。
none | 何も後処理をせず、マシンから出力された生の結果を取得します。 |
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optimization | アニーリングによって得られた結果からさらに局所探索を行った結果を取得します。 |
sampling | アニーリングによって得られた結果を初期状態として、Markov-chain Monte Carlo (MCMC)を行った結果を取得します。 |
問題サンプル
サンプルとしてランダムに生成した2-正則グラフの最大カット問題を使用します。